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卵巣嚢腫とは

卵巣は腫瘍ができやすい臓器です。皮様嚢腫、チョコレート嚢胞、漿液性嚢腫、粘液性嚢腫が主な種類です。明確な基準はありませんが、6cmを超える卵巣嚢腫は捻転、破裂による急性腹膜炎の可能性があるため手術を考慮します。卵巣嚢腫手術は悪性ではないことを確認するための方法でもあります。当院では侵襲の低い腹腔鏡下手術を行っています。

治療法の実際

腹腔鏡を用いて、卵巣嚢腫の再発予防や卵巣機能温存に努めています。

卵巣嚢腫摘出手術

TLC 全腹腔鏡下卵巣嚢腫摘出術(体内法)
体内で卵巣嚢腫を摘出して正常卵巣を修復温存します。癒着剥離や癒着予防処置も腹腔鏡下で行うため、チョコレート嚢腫に有用とされています。
LAC 腹腔鏡補助下卵巣嚢腫摘出術(体外法)
腹腔鏡下で確認しながら卵巣嚢腫の内容液を吸引させてから、縮小した卵巣を体外へ引き出し、卵巣嚢腫を摘出して正常卵巣を修復温存します。漿液性嚢腫や皮様嚢腫、粘液性嚢腫に有用とされています。

卵巣摘出手術

TLA 全腹腔鏡下付属器摘出術(卵巣摘出)
体内で卵巣と卵管を摘出します。回収袋に入れて体外へ搬出します。
vNOTESー付属器手術(腟式腹腔鏡下付属器手術)
お腹に傷をつけることなく、腟から行う腹腔鏡です。病状によりますが、卵巣嚢腫核出術、付属器摘出術の両方が可能です。術中卵管通水検査も可能ですので、手術が必要とされる不妊症の患者さんにも行えます。
術後の痛みも少ない手術で、保険適用となります。

手術までの流れ

  1. 初診
    症状と持参された検査画像(エコー、MRI)にて病状を把握します。
  2. 手術決め外来
    手術日を含めた今後の日程と術式を決定します。
  3. 手術前検査
    手術に必要な検査(採血、採尿、心電図検査、レントゲン検査、50歳以上の方は心臓エコー)を行います。
  4. 手術説明の外来
    手術方法や手術で起こりうる合併症について説明します。必ずご家族と一緒にご来院ください。
    麻酔科外来
    手術は全身麻酔で行います。麻酔の方法を麻酔科医師が説明します。
    入院説明
    持ち物や入院費用、手術当日の来院時間について説明します。
  5. 入院・手術
    手術日の当日に入院します。
    手術当日は、手術終了後に医師が説明するまで、ご家族は病室で待機していただきます。

入院スケジュール

手術後の回復力を高める入院生活

手術前処置はありません。
下剤・浣腸・術前点滴の使用を控え、ストレスフリーで歩いて手術室に入室します。
手術後の痛みと吐き気の軽減に努めています。
持続硬膜外麻酔(写真)を使用した疼痛管理と国際的ガイドライン推奨の薬による嘔気対策を実施しています。
手術当日から食事を開始します。
手術当日の夕食から経口摂取が可能となります。
手術翌日からシャワー浴ができます。
シャワー・トイレ付きの個室で、普段と変わらない生活に向けて全身の回復を促します。

入院費用の概算(3割負担)

嚢腫摘出手術
160,000~180,000円
卵巣摘出手術
160,000~180,000円
  • 高額療養制度の対象です。別途、差額室料がかかります。

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