食道・胃内視鏡検査とは
一般的に「胃カメラ」と呼ばれることも多い検査ですが、実際には内視鏡を用いて咽喉頭、食道、胃、十二指腸までを観察します。早期癌や前癌病変の発見や診断を始め、潰瘍や炎症などの良性疾患の診断に非常に有用で、最も多く行われている検査の1つです。また確定診断だけではなく、除外診断(上記疾患がないことを確認するための検査)にも有用です。
-
1
検査件数
22,827件
2018年4月~2023年3月
私たちのこだわり
苦痛がない
内視鏡は1度きりではではなく、定期的に受けていく可能性が高い検査です。私たちは過去の苦痛が理由で検査を躊躇してしまう患者さんが少しでも減るよう、「苦痛がない」検査が非常に重要だと考えています。
年齢や体格に応じて適切な鎮静剤(過度な緊張や反射を取り除くための薬剤で、寝てしまう方もいます)を投与し、適切な径のスコープを用いて苦痛なく検査を受けていただけるよう努めています。

専門医による正確な検査
当院は日本消化器内視鏡学会指導施設に認定されています。内視鏡検査に携わる消化器内科の医師は、日本消化器内視鏡学会の専門医資格を有しています。経験豊富な医師による正確な内視鏡診断を心がけています。

最新の医療機器
近年の内視鏡機器の発展は目覚ましく、非常に高画質な画像が得られるようになりました。当院でも最新の機器を用いており、必要に応じてハイビジョン、NBI、拡大内視鏡を使用しながら微小な病変も見つけることができるような質の高い検査を行っております。

高度医療機関との連携
高度な専門的治療を要する疾患が発見された際には、慶応義塾大学病院やNTT東日本関東病院、聖マリアンナ医科大学病院など高度医療機関への紹介が可能です。希望する紹介先があれば、都度対応が可能です。

検査の流れ

-
- 専門医による診察
- 検査前は外来にて専門医による問診があります。必要事項の確認や説明を行ったあとに検査室へご案内します。検査に対する疑問点や質問などがあれば、ここでお聞き下さい。
-
- 看護師による問診
- 検査室へご案内後、看護師から最終飲食や内服時間などの問診や必要書類の確認があります(一部医師の問診と重複する可能性もありますがご了承下さい)。
-
- 検査
- 検査室へ入ったあとは、咽頭麻酔→血圧などの測定→鎮静薬の投与→検査開始となります。検査自体の所要時間は約5〜10分程度となります。
-
- 安静
- リカバリー室で30分程度お休みいただきます。鎮静薬の影響が強く残っていないことを確認し、終了です。
-
- 結果説明
- ポリープ切除や生検(組織の一部採取)があった場合は、病理組織検査の結果が出るまで2週間ほどかかります。組織検査がなかった場合の説明に関しては、都度ご相談させていただきます。
検査に関する注意事項
検査前日
![]() お食事
|
20時までに夕食を済ませてください。 |
---|
検査当日
![]() お食事
|
検査が終わるまで絶食となります。 |
---|---|
![]() 水分
|
水・お茶を少量ずつお飲みください。 |
![]() 内服薬
|
起床後、心臓・高血圧・喘息の薬を内服してください。 糖尿病のお薬とサプリメントの内服はお控えください。 |
![]() 運転
|
鎮静剤の使用を希望される方は、車・バイク・自転車での来院は お控えください。公共交通機関をご利用ください。 |
検査費用(3割負担概算金額)
- 診察・血液検査
- :約3,000円
- 食道・胃内視鏡検査(観察のみ)・鎮静剤使用
- :約5,000円
- 病理組織検査
- :約3,500円〜7,000円
-
※保険の負担割合は患者さまによって異なります。
検査担当医
外来と検査は担当医が異なります。同じ医師をご希望の場合は、お申し出ください。
赤字は女性医師
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
---|---|---|---|---|---|---|
午前 | 伊藤 石郷岡 |
田中 中村 |
石郷岡 岩田 |
馬場 石郷岡 |
馬場 田中 |
馬場※1 高栁※2 田中※3 木本※4 伊藤※5 高取※5 加納※6 石郷岡※7 |
-
※1第1・5土曜
-
※2第1土曜
-
※3第2・4・5土曜
-
※4第2土曜
-
※5第3土曜
-
※6第4土曜
-
※7第5土曜
こんな時はお気軽にご相談ください
-
1
自覚症状があるとき
消化器疾患の症状は多彩で、内視鏡検査の必要性が高いものから、そうでないものまで様々です。
なにかお困りの自覚症状があれば、お一人で悩まずに、まずは外来で検査の可否や、今後の方針などについてお気軽にご相談下さい。 -
2
健診で異常を指摘されたとき
- バリウム検査で異常を指摘された
- ABC検診で精密検査を指示された
- ピロリ菌感染が疑われている
上記のような場合は、内視鏡での確認が必要となることが多いです。お気軽にご相談下さい。