呼吸性移動を考慮したPET/CT検査における撮影技術の進化
~セコム医療・介護グループ関東地区合同研究発表会で銅賞を受賞~
2025.06.26 お知らせ
2025年6月14日(土)に開催された第19回セコム医療・介護グループ関東地区合同研究発表会において、四谷メディカルキューブ 医療技術部 画像診断科の演題「PET/CT呼吸同期撮像の検討~画像評価とR値閾値の検討~」が、銅賞に選出されました。
このたびの受賞は、画像診断のさらなる精度向上を目指す当院の技術的な取り組みが、高く評価されたものです。
PET/CT検査とは、ブドウ糖類似の放射性薬剤(FDG)を腕から注射し、がんや炎症を調べる検査です。
薬剤の代謝をPET/CT装置により画像化し、病変の大きさ、位置の特定、良悪性鑑別、転移再発や治療効果判定の診断などに利用されています。
当院では、2005年に都内で初めてPET/CT装置を導入し、これまで14万件を超える検査実績を積み重ねてまいりました。
2024年3月には装置を更新し、新たにデバイスレス呼吸同期技術を導入しました。
定量精度の低下によりしばしば小病変の検出が難しかった症例に対しても有用な技術です。
今回の受賞は、日々現場で患者さまと向き合っている放射線技師たちの努力と技術力が認められた結果です。
そして、呼吸同期撮像の導入により当院のPET/CT検査は新たな段階へと進化を遂げました。
これからも当院は、患者さま一人ひとりの安心と安全を第一に、最新技術の積極的な導入と、丁寧で質の高い検査に取り組んでまいります。
「見逃さない」ことが、命を守る第一歩になる。
その責任を胸に、私たちはこれからも医療現場で日々進化を続けてまいります。