胆石症

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(受付時間9時~17時/日・祝除く)

胆石とは

胆石とは
子宮筋腫とは

胆石とは、肝臓や胆のう、胆管にできる結石(石)です。
胆石は石のできる場所により呼び方が異なり、それぞれ原因も症状も治療法も異なるため、治療には正しい診断が必要です。

【肝内結石】

肝臓内にある胆管にできる石

【胆のう結石】

胆のうの中にできる石。
日本の統計では最も多いと言われている。

【胆管結石(総胆管結石)】

肝臓と十二指腸をつなぐ胆管にできる石。
胆嚢から石が胆管に移動することもある。

症状

症状には自分で感じる「自覚症状」と、検査などで分かる「他覚症状」があります。

【痛み】

痛みの程度は人それぞれで、鈍痛から、刺し込むような鋭い痛み、七転八倒するような激しい痛み(疝痛発作)までさまざまです。みぞおちの辺りが重苦しく胃が悪い時のような感じかたをしたり、肩の痛みや肩甲骨のあたりが重苦しくなったりすることもあります。

【発熱】

胆石により胆嚢内の胆汁がとどこおり細菌感染をおこすことによっておきる症状です。悪化すると急性胆嚢炎という状態になり、腹痛とともに38度以上の熱がでることもあります。

【肝機能異常、黄疸】

肝機能異常は採血で肝逸脱酵素(GOT/GTPまたはAST/ALT)を測定すればわかります。黄疸は胆汁の色素であるビリルビンによってひき起こされる症状です。採血でビリルビンを測定すれば分かりますが、黄疸が進行すれば眼球結膜(白眼、しろめ)や皮膚が黄色くなる、皮膚のかゆみがおこるなどの症状がでます。

原因

胆石ができる原因はいくつかあり、この原因によってできる胆石の種類も異なります。最も多いのは、コレステロール結石といわれるものです。肝臓の働きのひとつにコレステロールの代謝(排出)があります。コレステロールは水に溶けないので一部は胆汁の中に溶け込ませて肝臓外に排出します。胆汁の中のコレステロールと胆汁酸のバランスが崩れると、コレステロールが結晶化して胆石のもとになります。このコレステロールの結晶が胆嚢粘膜から分泌されるムチンというたんぱく質によってくっつきあって結石になっていきます。これがコレステロール結石です。胆石ができるその他の原因としては、大腸菌の感染(ビリルビンカルシウム石)、溶血性疾患(黒色石)などが挙げられます。

治療法

治療法
治療法

胆石症を根治する治療法は、胆石ができる場所である胆のうを切除することです。 多くの胆石は、きずの小さな手術、腹腔鏡下手術で治療することができます。 四谷メディカルキューブでは2-3㎜径の細径鉗子という器械を使用する腹腔鏡手術を標準に行っています。また、整容性を重視した単孔式にも対応しています。

【腹腔鏡手術】

通常の腹腔鏡下手術は、おへそまたはその上(下)を切開して直径10mmのカメラを腹腔内に挿入し、他に数か所おなかに孔をあけて器械を挿入して手術を行います。四谷メディカルキューブの腹腔鏡下手術で使用する器具は直径2~3mmと普通よりも細いものを使用しています。

【単孔式】

この手術は、主としておへその傷を利用して行います。おへそを切開して、カメラとそのほかの器械をおへそからおなかに挿入して手術を行います。

手術までの流れ

手術までの流れ
手術までの流れ

1予約お申込み

お電話にて胆石症外来の受診予約をお取りください。
03-3261-0430(受付時間:9時~17時/日・祝除く)

2外来1回目

診察をして治療方針を決めます。他院からの紹介状や検査資料、健診結果票などがあればお持ちください。手術を受ける方針が決定すれば、手術日を決めて、検査の予定を立てます。

3外来2回目以降

計画した検査を行い、検査結果の説明や手術説明、麻酔科医による診察などを行います。

4手術

手術当日に入院していただきます。全身麻酔にて手術を行います。通常、手術時間は60~80分程度、手術室の滞在時間は 麻酔などの時間を含めて全体で2時間~2時間半ほどです。 病室に戻ってから4時間後から歩行開始となります。また医師の許可が出れば飲水可能です。

5手術翌日(術後1日目)

歩いたり食事を摂ったりしていただきます。医師の許可が出ればシャワーも可能です。

6退院

術後1日目以降退院できます。標準的には術後2日目ごろです。

手術費用(概算)

手術費用(概算)
手術費用(概算)

腹腔鏡下胆嚢摘出術

入院予定期間3割負担概算金額
3日間 16万円

※保険の負担割合は患者さまによって異なります。
※保険診療のため、高額療養費制度の対象となります。

メディア掲載