骨盤臓器脱・性器脱(こつばんぞうきだつ・せいきだつ)

女性に日常的に見られる疾患です。一人で悩まないで。
【監修/嘉村康邦医師】
関連キーワード
  • 尿失禁
  • 尿漏れ
  • 尿道括約筋
  • 腹圧性尿失禁
尿失禁

■悩みにさよならしたい方、集まれ!
女性泌尿器科では、泌尿器科症状でお悩みをお持ちの女性が【より豊かな生活を送れるように】という考えのもと、
Swanの会を設立しました。
ご興味のある方はこちらのページをご参照下さい。

治療方法

治療法の選択は、検査結果をもとに患者さまとのご相談のうえ決定致します。

腹圧性尿失禁の手術療法について

<TVT手術、TOT手術>
TVT手術、TOT手術は、骨盤底筋訓練、薬物療法や刺激療法などの保存的療法では改善しない場合、または不満足な場合、適応となります。ポリプロピレンメッシュのテープを尿道の下に通してサポートするという術式で長期成績も良好で、侵襲性が低いことも優れています。当院では年間約170件行っております。当院での手術時間は平均14分と短く、侵襲の小さな手術と言えます。

当院で使用しているTVT、TOT手術キット

【TVT手術キット】
TVT手術キット
【TOT手術キット】
TOT手術キット

手術による体の外に見えるキズは、下腹部の恥骨直上付近に約5mmの小さなキズが2ヶ所のみでほとんど目立ちません。 1泊2日の入院で治療を行っています。退院後6週間は重いものを持つなどのお腹に力が入る動きを避けていただきますが、日常生活は可能です。

保存的治療法

骨盤底筋体操(ケーゲル体操)

女性の泌尿器科疾患(特に腹圧性尿失禁、子宮脱などの骨盤臓器脱、過活動膀胱など)の多くは骨盤の底を支える筋肉(骨盤底筋群)や靱帯の緩みが原因です。そのため骨盤底筋体操(ケーゲル体操ともいいます)はとても有効な保存的治療法です。根気良く、継続する事が大切です。当院では看護師による骨盤底筋体操指導外来を行っています。

膀胱訓練

尿が漏れてしまうため十分に尿をためずに排尿してしまう癖をつけてしまいますと、膀胱はますます尿をためにくくなり、尿を出す力が弱くなってしまうことが多くなります。そこで適正な排尿量を把握してもらうため排尿日誌を記載して頂き、必要であれば尿をためる、すなわち排尿を我慢するという膀胱訓練も頻尿や切迫性尿失禁の治療に有効です。

電気刺激療法

骨盤底の筋肉群や神経に電気刺激を加えることによりその機能を向上させ、尿失禁、頻尿を改善させます。

薬物療法

◆腹圧性尿失禁
β刺激薬;尿道の抵抗をあげて腹圧がかかっても尿が漏れるのを防ぐ効果があります。軽症の方に有効です。

◆切迫性尿失禁、過活動膀胱
抗コリン薬;膀胱をリラックスして尿をためやすくし、膀胱の勝手な収縮を抑える効果があります。
その他、抗うつ剤、漢方薬なども有効な場合があります。

◆間質性膀胱炎
知覚過敏状態を緩和させるため抗うつ剤、抗コリン剤が有効なことが多く、アレルギー疾患とも考えられているため抗アレルギー剤が有効なこともあります。
そのほか漢方薬が有効な場合があります。

診療予約のご案内
診療予約受付:電話番号03-3261-0414 (9:00-17:00・日曜/祭日を除く)
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