下肢静脈瘤

監修/根岸由香 先生


下肢静脈瘤とは − はじめに

〜 あなたの足を見てみましょう  下肢静脈瘤の症状がありませんか?〜

足(下肢)に次のような症状がありませんか?
  1. 血管が浮き出ている
  2. むくむ、重い
  3. こむら返りが起こりやすい
  4. だるい、疲れやすい、ほてる(熱い)
  5. かゆい、点状発赤がある
  6. 皮膚炎や湿疹がある
  7. 色素沈着がある
このような症状がある方は、下肢静脈瘤が原因かもしれません。
立ち上がった状態で、両下肢全体をよく観察してみてください。
むくみが強いと静脈瘤が見えないこともあります。
下肢静脈瘤 足を見てみましょう

下肢静脈瘤 左右差 下肢静脈瘤 黒ずみ その1 下肢静脈瘤 黒ずみ その2
左右差はありませんか? 皮膚の色は黒ずんでいませんか?
 

下肢静脈瘤は、立ち仕事の方や妊娠・出産後の女性、ご家族に下肢静脈瘤のある方によく見られます。
弾性ストッキングを着用するだけでも症状は軽快する方が多いですが、ストッキングの着用で下肢静脈瘤が治るわけではありません。また、加齢とともに下肢静脈瘤の頻度は増加し、長く放置すると悪化しやすい病気です。


足の症状の原因が下肢静脈瘤でないかどうか、一度評価してみてはいかがでしょう?

足先から足の付け根まで診察をします。当院では更衣室もあり、診察時に着用していただく使い捨ての短パンを用意しております。女性の方もご気軽にお越しください。

〜 下肢静脈瘤とは?〜

心臓へ血液が戻ることを静脈還流といいます。足(下肢)に達した血液が心臓へ再び戻るためには、腓腹部(ふくらはぎ)の筋肉が重要な役割をします。「ふくらはぎは第二の心臓」と言われるように、この筋肉を使うことで静脈還流が促されます。
また、静脈には血液の逆流を防止する弁が沢山あります。この弁が上手く機能しないと、静脈還流されるはずの血液が逆流してしまいます。特に足が心臓より低い位置にあるとき、つまり立位、座位などは血液が下肢に停滞しやすくなります。夕方になると、朝よりも足がむくんでいると感じる方も多いと思います。
血液の逆流が多ければ、下肢の静脈は拡張し次第に瘤状に膨れて静脈瘤となります。これが下肢静脈瘤です。

下肢 静脈瘤にも、弁が壊れている場所や血管の拡張程度などによって、いろいろなタイプがあります。

<大伏在静脈が主体の静脈瘤>
<小伏在静脈(膝の後ろ側)が主体の瘤>
下肢静脈瘤のタイプ 大伏在静脈主体 下肢静脈瘤のタイプ 小伏在静脈主体

伏在静脈が主体の下肢静脈瘤の多くは、手術適応となります。

<側枝(孤立型)>
<網目状>
<くもの巣状>
下肢静脈瘤のタイプ 側枝 下肢静脈瘤のタイプ 網目状 下肢静脈瘤のタイプ くもの巣状
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