大腸がん (だいちょうがん)

近年、胃がんに迫る勢いで急激に増加しているがん
【監修/安田聖栄医師】
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検査方法

大腸がんの検査でもっとも一般的なのは、便潜血反応検査、いわゆる検便でしょう。

便に血液が混じっていないかを化学的に調べる検査で、集団検診など、多数の人を対象に行うには有効な検査です。しかし、すでに進行しているがんやポリープでも、この検査では検出されないことがあります。

それとは逆に、偽陽性といって、痔などで出血している場合も潜血反応は陽性になります。
実際、陽性と出た方の多くが、この偽陽性です。

より精密な検査をお望みなら、内視鏡検査大腸内視鏡検査)やバリウムによる検査を受けられるとよいでしょう。
また今もっとも新しい検査であるPET検査でも大腸がんを発見することができます。

PET検査とは

大腸ガンのPET写真
大腸がんのPET写真
(→の部位ががん)

■PET検査~がんの発見に効果的な検査~

がん細胞は分裂が盛んに行われるため、正常な細胞よりもエネルギー源となるブドウ糖を何倍も取り込む性質があります。
PET装置で撮影された画像では、がん細胞にブドウ糖が集中している状態を黒い影として確認できます。
これにより、がんが体のどこにあるのか、その大きさはどのくらいなのかがわかるのです。また、1度の検査で、大腸に限らず全身ほぼくまなく診断できるのもPET検査が評価されている理由のひとつです。

■検出に得意ながん・不得意ながん

PET検査は、多くのがんの診断に有効です。PET検査で検出されやすいがんとしては、大腸がんの他にも、乳がん、肺がん、甲状腺がん、膵臓がん、悪性リンパ腫、卵巣がん、ほくろのがんである悪性黒色腫などがあります。逆に検出されにくいがんとしては、これらのがんとはブドウ糖の代謝が異なる、肝臓がん、腎臓がん、前立腺がんなどがあげられます。また、1センチに満たないがんの検出には、まだまだ限界があるのが現状です。

検査を受ける際の注意

ブドウ糖を体内で正しく循環させるために、検査前6時間は食事をひかえていただきます。また、薬剤の注射が終わってから検査までの間は、おしゃべりや読書も控えていただく必要があります。のどや目の筋肉を使うと、そこにブドウ糖が集まって黒く映ってしまい、万が一、がんがあっても見落とす可能性があるためです。

検査にかかる時間について

薬剤を注射して45分から60分ほど安静にしていただいたあとPET装置で撮影となります。撮影に要する時間は15分程度と短時間で行えます。これに対し、内視鏡検査は、腸を空っぽにしなければならないため、下剤を使っても検査を行うまでに半日くらいかかってしまいます。しかし、内視鏡検査にもよい点はたくさんあるので、両方を組み合わせていただくのが理想だと思います。PET検査は毎年、さらに5年に1回くらい内視鏡検査を受けていただけば安心でしょう。

検診予約のご案内
PET検査を希望される方は下記番号にお電話ください。

健診センター:電話番号03-3261-0412 (9:00-17:00・日曜/祭日を除く)
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