関節リウマチ (かんせつりゅうまち)
特に30~50歳代の女性に多く発症
【監修/平良 貴志 医師】
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関節リウマチ

関節リウマチとは?

関節リウマチは、関節の中に滑膜(かつまく)という組織が増えることよって関節が腫れます。それに伴い関節を支えている組織が緩んで不安定になり、関節の変形を生じます。さらに、関節の炎症によって関節軟骨が壊れることで、関節の変形は増強し、動きの制限が生じてしまう病気です。

治療方法

関節リウマチ_術前・術後

近年、薬による治療(生物学的製剤)の発達により関節リウマチの内科的治療は劇的な進化をとげています。リウマチ活動性をコントロールすることにより関節破壊の進行を食い止めることが可能となってきています。しかし、生物学的製剤を使用していても、ある一部の関節のみ炎症がおさまらずに変形が進行してしまうこともあります。また、何らかの理由により生物学的製剤を使用することができずに、関節の痛みや変形が進行してしまう患者様もいらっしゃいます。

関節リウマチによる手の腫れを放置すると、指や手首の変形が進んだり、指を伸ばす腱(スジ)が切れてしまい、手の機能が著しく障害されてしまいます。
まだ指や手首に変形がない場合にはまず薬物治療で関節の腫れを改善させることで変形の進行を予防できる可能性があります。
しかし、すでに指や手首の変形がはじまっている場合には何らかの手術治療が必要になることが多いので、手の外科への受診をお勧めいたします。

当科では関節リウマチによる手・肘の変形や痛み、動きの制限に対して、患者様の状態に応じて様々な手術治療を選択して行っています。術後はハンドセラピストによる手・肘に特化した専門的なリハビリを行うことにより早期の回復を目指しています。

手術治療について

1. 関節形成術

関節の腫脹によって緩んでしまった組織を補強したり、変形して痛みが生じている関節を部分的に固定することで、関節の変形や痛み、動きの制限を治します。
手指、手関節、肘関節に対して行うことがあります。

2. 人工関節置換術

関節軟骨の破壊が進んでいて、関節の動きの改善を希望される患者様に対して、関節を人工物に入れ替える手術を行っています。構造の異なる数種類の人工関節を患者様の状態に応じて使い分けています。
手指、肘関節に行うことがあります。

3. 関節固定術

関節の変形がさらに強い場合には、日常生活の動作で使いやすい位置に関節を固定する手術を行います。固定した関節の動きは制限されてしまいますが、関節の痛みや不安定感は格段によくなります。
手指、手関節に行うことがあります。

4. 腱損傷に対する手術

手関節の変形によって指を伸ばす腱(スジ)が切れてしまうことがあります。最初は小指が伸びなくなり、放置しておくと徐々に薬指、中指と進行していきます。手関節の関節形成術(1)と指を伸ばす腱の手術を同時に行います。

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