1. 治療前の症状
ある朝、起きた時の自分の口臭がとてもひどく、外出するのを躊躇ってしまいました。そのうち治ると思っていたものの改善が見られず、日に日に口臭がひどくなるため、内視鏡検査を受けたところ、逆流性食道炎と診断されました。他に気になる症状は特にみられず、大学病院や歯医者では口臭と逆流性食道炎の関連性はなし、と判断されました。
2. 手術を受けようと思ったきっかけ
1年半ほど口臭の原因が断定できず、四谷メディカルキューブへ外来で来た時、担当の先生の説明で口臭と逆流性食道炎の関連性を確信しました。私の場合は食道裂孔ヘルニアのため、薬を飲むだけでは口臭は治らないと思い、手術を決断しました。また、数日で退院でき、費用もそこまでかからないことも手術を受けることを決めた一因です。
3. スタッフの対応
手術の説明はとても丁寧で、入院中とても居心地がよかったです。
4. 手術を受けた感想
手術前は本当に口臭が治るのか不安で、藁をもつかむ思いで手術にのぞみましたが、手術後、症状はすべて解消され、これまでの1年半が嘘のようでした。手術後困ることは食事に時間が掛かり、消化しにくいものを食べると戻しそうになることです。
5. 患者さんへ
逆流性食道炎で裂孔ヘルニアの方の多くが口臭に苦しんでいらっしゃるのではないかと思います。是非手術をお薦めします。
6. その他
先生、スタッフの皆さん本当にありがとうございました。
担当医師より
本患者様は、口臭、胸をしめつけられる感じ、逆流感を主訴に、当院を受診されました。来院されるまでに、他院で内視鏡検査を受けておられ、逆流性食道炎ならびに食道裂孔が開いている(=食道裂孔ヘルニア)と診断されていました。当院受診後に行なった内視鏡検査では軽度(ロサンゼルス分類のGradeA)の逆流性食道炎ならびに中程度の食道裂孔ヘルニアが認められ、胃液を含む胃の内容物が食道側に逆流しやすい構造であると考えられました。
この患者様の最も悩んでおられる症状は“口臭”でした。ただ、口臭の原因の大部分は口の中(虫歯、歯槽膿漏など)にあるため、まず歯科受診をして頂き、口腔内疾患による口臭の可能性について評価してもらいました。歯科的異常が認められない、との判断でしたので、食道裂孔ヘルニアを背景にした、胃液の逆流による口臭の可能性が高いと考え、手術適応ありと判断しました。
術後(3ヶ月目)の内視鏡所見を示します。

逆流性食道炎は胸やけ以外にも、多彩な臨床症状を呈します。口臭は逆流性食道炎の症状の一つになり得えます。胃内視鏡検査にて食道裂孔ヘルニアが認められ、さらに、歯科的疾患が認められない場合は,(腹腔鏡下)噴門形成手術の適応となる場合がありますので、同様の症状でお悩みの方がおられましたら、当院までご相談下さい。
ご参考までに、関連するwebsiteを2つ掲載しておきますので、ご参照下さい。
逆流性食道炎と原因、予防、治療、症状
http://seikatuyakudati.com/gyakuryusei/1582_1.html
福井新聞 特集・福井のドクター相談室 逆流性食道炎で口臭?
http://www.fukuishimbun.co.jp/localnews/medicaldoctor/26535.html






