
- 関連キーワード
-
- 逆流性
- 食道炎
- 逆流症
- 胸やけ
- 手術

逆流性食道炎の手術療法とは
四谷メディカルキューブきずの小さな手術センターでは、逆流性食道炎の手術療法として、腹腔鏡下手術により非常に小さなきずでの噴門形成術を行います。
手術の適応
逆流性食道炎の手術適応については様々な学会で提唱されていますが、おおむね以下の場合に手術が考慮されます。
- ・薬を用いても、逆流症状が改善しない場合。
- ・年齢・治療期間・医療費など、諸事情により内科的治療(薬による治療)に成功しても、外科治療が望ましい場合。
- ・Barrett(バレット)食道が存在する場合。
バレット食道とは胃酸の刺激により、食道粘膜の一部が胃の粘膜に置き換わってしまった食道のことで、食道がんの原因になると言われています。 - ・狭窄、出血など、食道炎の程度が重症の場合・・・など
手術のメリット
従来の開腹手術と比較して、腹腔鏡下手術はきずが小さいことが特長です。
当院では、直径がそれぞれ12mm、10~12mm、5mm、5mm、5mmのポート (通路の役割をする中空の筒) を挿入して手術を行います。約1㎝のポートを2か所に、5mmのポートを3か所に挿入するだけですので傷は小さく、からだにやさしい手術といえます。
そのため、
従来の開腹手術と比較して、当院で行なう腹腔鏡下手術では以下の様なメリットがあります。
- ・きずが小さいため、術後の痛みが少ない
- ・入院期間が短い
- ・社会復帰が早い
- ・美容的に優れている(傷あとが目立たない)
薬物治療と手術のコスト比較
| 薬物治療 | 28日処方 |
1年続けると |
30年続けると |
|---|---|---|---|
¥16,600 |
¥216,180 |
¥6,485,400 |
| 腹腔鏡下噴門形成術 | 手術料 |
保険適用料金(3割) |
|---|---|---|
¥289,400 |
¥86,820 |
*この金額は手術の術式のみの料金です。実際に手術を行う場合はこの他に入院料や麻酔料等がかかります。
手術により、薬でコントロールできなかった逆流性食道炎の症状が少量もしくは薬を服用しなくてもコントロールできるようになります。
多くの逆流性食道炎の患者さんを対象にした、欧米の報告では、外科手術(腹腔鏡下手術)と薬物治療(プロトンポンプ阻害薬療法)の比較において、外科手術の方が症状のコントロールの面から優れており、また、コスト(医療費)の比較でも、術後8年以後、手術群の方がコスト軽減となることが示されています。
手術は一時的に金銭的負担がかかりますが、ほぼ一生薬を飲み続けることを考えると長期的には手術をした方がトータルの治療費は少なくて済むと考えられるため、逆流性食道炎の患者さんに対して米国ではとても多く行われており、安全性と優れた効果が確かめられています。
入院期間
逆流性食道炎の手術は、手術当日に入院していただきます。
手術は、全身麻酔にて行います。当院では手術中の変化に即座に対応できるよう、麻酔科専門医を育成・指導する立場である麻酔科指導医が3名常勤し大学病院に匹敵する手術体制を整えています。
通常、手術時間は60~90分程度、麻酔の準備と術後の覚醒時間をいれて手術室の滞在時間は1時間半~2時間半ほどです。
手術後は、2日で退院となります。合計で2泊3日の入院となります。
仕事への復帰は、早い方は退院の翌日から、ゆっくり休まれても退院後1週間程度で可能と考えられます。
手術後について
逆流性食道炎の手術を受けたほとんどの方が、症状がなくなるかまたは少量の薬でコントロールできるようになります。
長期間続く副作用はきわめて稀です。術後すぐにはものを飲み込むことが難しいと感じる方がいらっしゃいますが、ほとんどは術後1ヶ月程度で症状は消失します。通常、術後2週間は柔らかめのおかゆを、その後1~2週間は普通のおかゆを食べていただきます。非常に稀ですが、胃内視鏡をもちいて食道を拡げたり、再手術が必要になることがあります。ゲップをしたり、吐いたりするのが難しくなると感じることもあります。
■術後患者さまの声
十数年来の逆流性胃炎に苦しみ、タケプロンを服用してきましたが、薬の量も次第に増え、他の方法はないかと思いネットで調べ四谷メディカルキューブを知りました。詳細な検査を受けたところ、食道と胃の間が大きくヘルニアになり、食道炎になっているとのことでしたので手術をしました。
何回かは油断してよく噛まずに飲み込み、苦しく指を入れ何度か吐きました。そのうち加減が分かり、今1か月目で、ほとんど初めの一口だけ気をつければ普通に食べています。もっと早く手術を受けていればと、苦しかった時間を惜しみます。順調な回復をたどっていますので、これからの食生活が楽しみです。 (70代 女性)
≫逆流性食道炎の手術を受けられた方の体験記
- ○ 20年程前より時折胸やけがおこることがあり、以前は誰でもなっている事だと思っていました...
- ○ 最近では、ほぼ24時間、胸やけがあり、寝る時は座布団3枚位の高さで上体を起こして寝ていました...
- ○ 8年ほど前から、胸焼け、飲酒時に食道がしみる等の症状が...
手術実績(術前の様子・術後の様子)については、手術実績のページもご参照ください。
費用について
逆流性食道炎のの手術は保険適用となっている手術です。3割負担で18万円から27万円程度です(費用は、入院期間・処置・部屋等により変わるためあくまでも目安とお考え下さい)。
また、高額療養費制度が適用可能なため、手続きをしていただくことにより医療費のうち自己負担限度額を超えた金額が払い戻されます(事前に高額療養費限度額適用認定証の交付を受けられることをお奨めします)。
また逆流性食道炎(胃食道逆流症・GERD)について、ご質問、ご相談がございましたら、 お気軽に下記番号までお電話ください。





