改善効果・治療の流れ

減量手術による肥満合併症の改善効果

病的肥満に対する外科的治療によって、肥満による減量効果とおもな合併症の改善効果は、次のようになっています。

  胃バイパス術 バンディング術 減量手術全体
超過体重減少率 1) 61.60% 47.50% 61.20%
平均体重減少kg 1) 43.5kg 28.6kg 39.7kg
術死率 1) 0.50% 0.10%  
術後合併症率 2) 7.90% 7.20%  
再手術率 2) 1.10% 5.30%  
満足しない減量の率 2) 1.00% 13.00%  
糖尿病治癒率/改善率 1) 83.7% / 93.2% 47.9% / 80.8% 76.8% / 86.0%
高血圧治癒率/改善率 1) 67.5% / 87.2% 43.2% / 70.8% 61.7% / 78.5%
高脂血症改善率 1) 96.90% 58.90% 79.30%
睡眠時無呼吸改善率 1) 94.80% 68% 83.60%

1) Bariatric surgery: a systematic review and meta-analysis. Buchwald H, AvidorY, BraunwaldE et al: JAMA. 2004 14:1724-37
2) Brazil Sao Paulo Gastro ObesoCenterでの同一スタッフによる腹腔鏡下胃バイパス術:2012人、腹腔鏡下バンディング術1174人の検討(2005年IFSO発表)

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治療の流れ

減量手術の治療の流れは、説明会参加、コーディネーターとの面接、外来、検査、手術入院、術後のフォローに分けられます。
ご希望の方には、まずソーシャルワーカーがご相談に応じますので、お電話にてご連絡ください。

1.減量外科説明会参加

減量外科治療の正しい理解の為に、治療希望者の方すべてに「減量外科説明会」にご参加いただきます。約2時間程度で行われるこの説明会では、減量外科医師より減量外科治療の概要(手術のメリット・リスク、術式の違いなど)についての説明だけでなく、費用やその支払い方法についての説明と、実際に減量手術を受けられた経験者の方からの体験談等も聞いていただけます。
※説明会の日程については、当院HPの「当院からのお知らせ」に随時掲載しています。

2.減量外科コーディネーターによる面接

減量外科説明会参加後、治療希望の方は減量外科コーディネーターの面接を受けていただきます。面接では、お1人お1人の手術希望理由や家族の状況、精神的な疾患の有無などお伺いさせていただき、治療をスムーズに進めていくにはどのようにしたらよいのかなど、お伝えさせていただきます。

3.外来~検査

外来では、治療についての概略を説明いたします。また、外来後には、実際に減量外科治療を受けられた方々とお話をする機会を提供しています。 検査は連続した2日間で行います。手術を希望される方全員に、検査を受けていただきます。検査の大きな目的は、

  • (1)手術が安全にできるかどうか、肥満に起因する合併疾患があるかどうかを検査すること、
  • (2)手術や、その後の生活について担当医・スタッフが十分な説明をすることです。
    術前の検査としては、採血、検尿、胃内視鏡、ピロリ菌チェック、腹部超音波検査、心臓超音波検査、腹部CT検査、胸腹部レントゲン、呼吸機能検査、睡眠時無呼吸検査、心電図検査を行います。
    また、重症な精神疾患がある方は手術の適応からはずれますので、必要に応じて心療内科を受診していただきます。このほか検査時には、麻酔科医受診、質問用紙記入のほか、術後のフォローアップについての栄養士指導、さらにはソーシャルワーカーとの面談があります。

4.手術入院

腹腔鏡下胃バイパス手術、腹腔鏡下袖状胃切除術の入院は、4泊5日が原則です(手術時には御家族に同伴していただく必要があります)。

  • 1日目 入院
  • 2日目 手術
  • 3日目 歩行開始、採血、レントゲン透視検査後に食事開始
  • 4日目 腹部ドレーン抜去
  • 5日目 退院(医師が必要と認めた場合には退院が延期となることもあります)
    バンディング手術の退院は4日目に予定されています。

5.術後のフォロー

病的肥満を解消して合併症を改善するのに最も重要なのが食事です。胃の手術の後ですから、術後の食事には特に細心の注意が必要です。当クリニックでは次の3ステージに分けて管理栄養士による食事指導をしております。

  • ・ステージⅠ:手術翌日から流動食中心(水・番茶・味噌汁・スープ・100%ジュース・ゼリーなどで、1日2000cc)
  • ・ステージⅡ:手術後15日目から流動食*半固形物
  • ・ステージⅢ:手術後1か月目から徐々に固形物を導入

6.サポートチームによる長期的な支援

減量手術のゴールは、肥満を解消して合併症を改善して生活の質を向上させ、より充実した人生を長く歩めるようにすることです。そのために、医師・管理栄養士・看護師、そしてソーシャルワーカーで構成されたサポートチームが、検査入院時の指導・相談に引き続き、手術後・退院後も生活の全般について長期的にサポートいたします。
退院後は、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、12ヶ月、24ヶ月、36ヶ月、48ヶ月、60ヶ月検診を行い、予後のケアに万全を期しています。

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費用について

当院の手術は全て自費診療となります。腹腔鏡下胃バイパス術の場合で200万円(税別)、腹腔鏡下胃バンディング術手術119万1千円(税別)、腹腔鏡下袖状胃切除術190万円(税別)、腹腔鏡下スリーブバイパス術219万1千円(税別)です。これには、手術・入院・手術入院期間中の合併症治療費と胃バンディング手術以外の術式では術後6か月検診時までのフォローアップ費などが含まれています。
※バンディング手術では薬事未承認の器具を用います。

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減量手術・外来診療のご相談・ご予約について
減量手術サポートチームの担当ソーシャルワーカーが電話にてご相談をお受けします。
肥満治療、外来受診、減量手術などお気軽にご相談ください。
また、「減量手術.com」にてよくあるご質問にお答えしていますのでご参照ください。
相談受付:電話番号03-3261-0430 (9:00-16:00・土・日曜/祭日を除く)
  • ※担当者が面接中など、業務ですぐに対応できない場合がございます。折り返しの電話とさせていただきますので予めご了承ください。
相談・予約担当
減量手術サポートチーム 中里(ソーシャルワーカー)
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