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婦人科部長 羽田 智則医師が第25回カールストルツ賞を受賞しました

2023.12.20 お知らせ

2023年12月に横浜で開催された第36回日本内視鏡外科学会総会において、第25回カールストルツ賞の表彰式がありました。

カールストルツ賞とは、日本内視鏡外科学会に1999年から設けられた制度で、内視鏡外科手術の発展のために優れた研究成果を発表した会員に与えられる賞です。

第25回カールストルツ賞には、婦人科部長 羽田 智則医師の演題「vNOTESで付属器腫瘍手術、子宮筋腫核出術はどこまでできるか」が選出されました。

vNOTES(ヴイノーツ)は、お腹にきずをつけずに膣からアプローチする腹腔鏡手術です。経腟腹腔鏡手術とも言われます。従来から行われてきた腟式手術よりも多くの症例に適応でき、子宮だけでなく卵巣・卵管(付属器)にもアプローチできるところが魅力です。羽田医師はvNOTESを先導的に進め、国内外で30回以上のワークショップを開催し、より安全に、そして多くの先生方が取り組めるように普及活動に尽力しています。 今回は、vNOTESの先駆者として、従来の腟式手術では難しかった付属器腫瘍手術や子宮筋腫核出術に対してvNOTESがどこまで対応できるかを検討した発表をされました。

カールストルツ賞を受賞して羽田医師よりメッセージ

この度、カールストルツ賞を受賞し、大変光栄に思います。前任地の倉敷成人病センターのスタッフの皆さまと、恩師の安藤正明先生、そして全面的にサポートして下さっている四谷メディカルキューブの皆さまに感謝申し上げます。現在、四谷メディカルキューブではvNOTESを行っていますが、全ての患者さまに適応できるわけではなく、3割がvNOTES、7割が従来の腹腔鏡手術となっております。 手術は誰しも受けたくないものですが、必要に応じて行われます。私たちは安全性と確実性を最優先にしながら、患者さまの人生をよりよくする手段の一つとして手術があると考え、そこに低侵襲性や整容面でのメリットも付け加えられたらと思い、日々努力をしております。vNOTESは患者さまに多くのメリットがありますが、手術には限界もあります。一人ひとりの患者さまに合わせた治療をチーム一丸となって目指してこれからも頑張っていきたいと思います。vNOTESが国内外で注目を浴びていますし、四谷メディカルキューブはvNOTESを牽引する施設の一つでもありますので、より安全に行われ、より多くの患者さまがvNOTESの恩恵にあずかれるよう、今後も普及活動を続けていきたいと思います。

プロフィール

羽田 智則(Tomonori Hada)
四谷メディカルキューブ 婦人科 部長
2001年慶應義塾大学医学部卒業、2007年より倉敷成人病センター産婦人科に勤務。2018年から2年間マギル大学ヘルスセンター客員研究員としてカナダに渡り、その後、倉敷成人病センターにて産婦人科副部長、部長、人材教育開発センター長を経て、2023年2月より現職。専門は婦人科腹腔鏡手術とvNOTES手術。日本産科婦人科学会 産婦人科専門医・指導医、日本産科婦人科内視鏡学会腹腔鏡技術認定医、日本内視鏡外科学会 技術認定医(産科婦人科領域)。日本産科婦人科内視鏡学会評議員・幹事、APGET Vice President (Asia Pacific Gynecological Endoscopy Training Group;アジア太平洋地域婦人科内視鏡トレーニンググループ副理事長)を務める。